今月の日本酒「陸奥八仙」
先日小山商店に行ったのは定例の「多摩独酌会(小山商店主催の試飲会)」の後。
●「えんぶり」

数ある中からの選択は青森県八戸の「陸奥八仙“えんぶり”」だ。
青森県八戸市
一般的には青森と言うと「田酒(でんしゅ)」が知られているが、小山に来る酒飲み連中には「陸奥八仙」「豊盃」あたりが人気?
おかみさんによると先日の独酌会で人気NO2だったとのこと。(NO1を聞かなかった!)
「えんぶり」とは八戸の有名な民族芸能の舞で国の重要無形民俗文化財に指定されているらしい。http://www.city.hachinohe.aomori.jp/kanko/festival/enburi/ (八戸えんぶり)
「えんぶり」は陸奥八仙の小山の特注品らしいが、酒造米「華吹雪」を55%まで磨いた無濾過生原酒。
さっそくいただくと、これは旨い!!
陸奥八仙は元々フルーティな香りとコクで知られているが、確かに香りがあり濃いめで、甘み、酸味がバランス良く一体で旨みを形作る。
前回の「仙禽」も良かったが、あの甘みと酸味の二段階?の味ではなく、口中に含んだ途端に香り、甘みがストレートに広がり味覚を刺激する生原酒ならではの旨さ。
二重丸連発は慎まねばならないが、これは文句無く◎! 十四代、而今を初めて飲んだ時の感動を呼び起こす。
●「特別純米中汲み無濾過生原酒」

その後、つい「えんぶり」に盃が進み残り少ないので小山商店へ。
ショーケースは概ね前回通りなのだが、「当店お勧め」の表示もあり、陸奥八仙同士で比較をと思い、お勧めの「特別純米中汲み無濾過生原酒」を入手。これは「陸奥八仙」の売れ筋定番商品のようだ。
やはり華吹雪・むつほまれ(青森県産米)を55%まで磨いたもの。
一口めは“濃い”の印象。初めてじゃないけどこんなに?この濃い目の味わいが「陸奥八仙」の身上かもしれないが、「えんぶり」と比較するとこんなに違うか!という印象だ。しかし、香り、甘み等いずれもしっかりしていて旨い。
ちょっと「醸し人 九平次」の一口めを思い出す。
それに比較して「えんぶり」は優しく、柔らかい。甘みが繊細且つ上品に口中に広がる。
「きんつば」の後に「漉し餡入りの羽二重餅」を食ったような違いか(はぁ?)
とまあ、改めて「陸奥八仙」の力を再認識した次第だが、「えんぶり」にはやられました。
脱帽!!と言いながらまた別のに感動するのだが・・酒飲みはこれだから・・・
●PS:「多摩独酌会」情報
先日NO1情報を聞き逃したと思っていたら、mixi「全国銘酒 小山商店」に「SOJA」さんによる情報がアップされているじゃああ~りませんか!(古)
NO1はやはり「而今」か!やはりこれが来るんですね。
ただ1位「而今」2位「陸奥八仙」は頷けるものだったが、3位の「九嶺」は意外。個人的にはあまり旨いという印象が無かった。
やはり「十四代」(最近はとんとご無沙汰)「而今」「陸奥八仙」らは造りに抜けがなく、緻密で充実感があり、味わいが素直に舌に広がる。ちょっと抜きん出た印象。
高得点の「一白水成」は未体験なので是非とも味わってみたい。再度「九嶺」も。
これから夏に向けて「翠露(喜)」「獺祭」なんかすっきりといいと思う。
今回は出ていないが、特徴的な紫の瓶の「山法師」、それと「志太泉」あたりもいいと思うが、ここ静岡県では意外に人気が無い、というかあまり知られていない?
嗜好が「佐久乃花」「さ々一」「翠露」あたりから「豊盃」「屋守」「豊香」等の濃いめのしっかりしたものにシフトしてきたが、新たなレベルへの探索・学習の必要性を実感。
まずはNO1が分かって納得でした。
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