日本酒の知識と誤解(4)
全国津々浦々の蔵元は、当然ながら各々自社の銘柄を持つ。大手の「月桂冠」「松竹梅」のように統一ブランドで沢山の種類を出す例もあるが、小さな蔵元はオリジナル+αの複数銘柄を敷いている場合が多い。
長野県諏訪の舞姫酒造は「舞姫」「翠露」、青森県八戸の八戸酒造は「陸奥男山」「陸奥田心」「陸奥八仙」、山梨県大月の笹一酒造は「笹一」「さ々一」なんて例もある。
では何故大手と違って複数ブランドを立てるのか?
それは蔵元が良い酒造りに転換して現状を打破しようとしているからである。
伝統的な昔の銘柄はそれが長年の顧客に定着している面はあるのだが、このままではジリ貧で、顧客の日本酒離れと経営の打開のため、「旨い酒造り」を売りに市場拡大しようという一大決心の施策である。従って、こうした第二、第三ブランドは本当に良い酒であるケースが多く、飲み比べると良く判る。
例)http://www.mutsu8000.com/ (八戸酒造㈱)
逆に「男山」のように日本全国に20以上の「○○男山」が存在する銘柄もあるが。
各蔵元はこれら複数ブランド毎に純米吟醸、吟醸、本醸造、特別純米・・それに生酒、原酒・・等と多くの種別の商品を出しており、蔵元1社で数十の種類があったりする。従って酒を購入する時は単に有名ブランドではなく、蔵元を調べ、本当に旨い酒を見極める必要がある。やれやれ大変だぁ・・・
では、一般の人が日本酒を選ぶ時何をポイントに選んでいるだろうか?
大手の「月桂冠」「松竹梅」地酒の「久保田」「八海山」「越の寒梅」或いは「加茂鶴」「田酒」「十四代」・・・? まあ、「仙禽」「而今」「獺祭」なんてことはないと思うが。
酒飲みでなくてもその時代毎の有名商品はある程度知られている。例えば「久保田」「八海山」等は一時の地酒ブームで有名になりよく知られている。(各蔵元はかえって迷惑しているかもしれないが)大概は居酒屋等で置いてある「地酒」銘柄あたりを目安にしたりしていると思うが、銘柄だけだと外れのケースも多いので要注意。
では、小生の少ない知識と実際に飲んだ経験からの日本酒の選び方。
(但し、かなり偏向していて誤解を与えかねない表現もあるのをご了承願います)
-基本の足切り-
①紙パック・コップの酒は買わない。
②大手酒造メーカー※1の酒は買わない。
③有名地酒ブランド※2の高い酒は買わない。
④一升瓶で2,500円以上の酒を買う、但し、3,500円以上は買わない。
(高くて旨いのは当たり前、妥当なレンジで旨い酒を買いたい)
-やや難関-
⑤できれば純米吟醸、特別純米等を買う。生、原酒は更に良し。
⑥地域の有名酒販店で冷蔵ショーケースに一升瓶を入れてあるのを買う。
⑦地方の小さな蔵元の別ブランドのものを買う。(かなり難関!)
-特別編-
⑧「小山商店」のページで確認する。(はぁ~?)
で、良さそうなブランドのWEB検索をお薦めするが、難しいので我がご愛用の 多摩市
※1 TVで宣伝しているような会社(菊正宗、日本盛、白鶴、黄桜、松竹梅等の大手)
大手ブランド品は種類が豊富で、各社とも有数の杜氏、設備等を抱え鑑評会金賞品も作っているが特別な高級品で、販売の多くは普通酒。
http://www.nrib.go.jp/kan/h20by/h20bymoku_top.htm (H20鑑評会入賞酒)
※2 「久保田」「八海山」「越の寒梅」・・・みたいなしばらく前にブームとなった銘酒で、プレミアが付いて売買されたりしたもの。
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