« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009年7月25日 (土)

虹!

P1010087P1010091  関東南部は梅雨明けしたというが連日雨模様。

ふっと自宅の窓から外を見ると、西陽があたり建物の壁が黄金色。

あれっ!その先に七色!

さっきまで降り続いていた雨の一瞬の間に太陽が差し、虹が出ている。

まだ霧雨が降り注いでいる中、ビル群の上に二重の半円の巨大な虹、ここに住んでこんな巨大な虹は初めてだ。しかし、梅雨明けはまだか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

府中「すもも祭り」行ってきた

7月20日はお隣府中市「大國魂(おおくにたま)神社」で催される「すもも祭」の開催日。5月の「くらやみ祭」と共に「大國魂神社」の有名なお祭り。

府中市

は武蔵国の国府が置かれた場所で、その昔は国の中心地でもあった。「大國魂神社」は西暦111年創立で、645年大化の改新で国衙(こくが)として律令制における地方政治の役所が置かれ、「武蔵総社」となり、後に社号は「武蔵総社六所宮」となった。http://www.ookunitamajinja.or.jp/ 「大國魂神社」

この六所宮の一宮が我が多摩市の「小野神社」である。ありがたや・・・・

京王線府中駅の南北に走る「けやき並木」は「大國魂神社」の参道で中央の道路を覆い尽し緑の屋根となり、旅人に貴重な日陰を提供する憩いの街並みを形作る。

http://www.ookunitamajinja.or.jp/matsuri/sumomo.php 「すもも祭」

「すもも祭」の由来は源頼義・義家父子が奥州阿部氏平定の途中「大國魂神社」に祈願した際神饌として「すもも」を供えたもので、古来すももは悪鬼を払う果物とされ、その後祭りで販売されるようになったもの。

また、当日販売される「からす団扇」「からす扇子」は五穀豊穣、悪疫防除、厄除の信仰の

シンボルとして販売される。特に「からす団扇」は多摩東部の住民にはよく知られていて、多くの家庭で厄除けに掲げられる。祭りシーズン近くになると京王線の各駅に大型の「からす団扇」が掲げられ、祭り到来の季節を感じさせる。

というものの私自身は今回初めてすもも祭りに参加。

「大國魂神社」参道入口からは大変な人出で新年の参拝のよう。参道両脇には露店がびっしり、神社に近づくに連れて「すもも」の露店が。山梨からの農家が販売しているが、けっこう種類があって迷う。所謂昔からの「すもも」は表面がつるつるだが、大粒のものやら、ソルダムと呼ばれるものやら色々。帰りに一籠購入。

大混雑の参道をのろのろ進み、漸く社殿で祈願の後、目当ての「からす団扇」を購入。

実は普段見るのは「からす団扇」ばっかりなので、「からす扇子」というのもあることを知らなかった。今回はこの「からす扇子」の男性用の大を購入。大きめのしっかりした作りで、ちょっと舞扇っぽいサイズ。

帰宅後、すももを齧りながら「からす扇子」で扇ぎ、無病息災を祈る。またまたありがたや・・・これで厄除け・病気知らず?

P10100971P10101071P10101041P10101061P10101101P10101151P10101161P10101191       

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月23日 (木)

体が灰泥?

7月は我がXANTIAの12ヶ月点検の時期。購入先でもある最寄の関東マツダ販売店へ(昔はマツダがCITROENを販売していた)   

最近、練馬や横浜等あちこちのCITROEN販売店から電話があるが、輸入車販売は特に悲惨な実態だからか? しかし、我が愛車もついに13年目突入だ~~!

販売店では馴染みのサービスマンが受付、不具合確認の会話のあちこちにマツダ車の話が出る。そうか13年目の大古車ユーザーに新車販売の攻勢なのか・・・うかつにも意識していなかった。でも日本車ではマツダアテンザのデザインはお気に入り。

一応「アテンザスポーツワゴン」「ホンダアコードツアラー」「スバルレガシーツーリングワゴン」あたりが「CITROEN C5ツアラー」の国内ライバルか?  

熱心に勧められるので点検の待ち時間にアテンザの試乗を敢行。

Zoom0000018575__b5f32151Type071Zoom68b2e0b57817463c8fdd725f5854483Img_021      

                                                                                                                   ●アテンザの印象

新車なので外観が美しい!(当たり前だ)内装はダッシュが手前に傾斜し、でかいナビゲーションが鎮座。シフトはゲートが切られ手前はマニュアルでアップ・ダウン、ステアリングにはパドルシフトまで。イグニションは最近軽にも採用されているボタン式・・・と最新トレンド満載。

で、走行開始するとステアリングが軽い、負荷がかかるとやや重くなるが軽すぎ?それと路面のフィールが少なめ(XANに比較して)。神経を使うのはブレーキ、アクセルに比較してペダル位置がかなり高く、踏み替え時足首から先の移動が大きくつらい。これは日本車のアクセル~ブレーキ踏み間違え防止のための意図的措置?でも却って足が引っ掛かりそうで危ない。それとブレーキングは最後の1/3ぐらいで強めに効くので繊細なタッチが難しい。

エンジンは2.5ℓだがパワー感はあまり感じない、だがメーターを見ると結構スピードは上がっているので、室内の遮音性が高いためだろう。

ほんの20分程の試乗だったが時代の進化を感じさせる。クラスの割りには軽快な乗り心地、グァっとパワーが来る感じはないが、さらりと上品な乗り心地。市内の40~60km程度のスピードより郊外型の高速走行向きと見た。でも試乗車で不慣れ・緊張もありパドルシフトを使いこなす余裕なし。  

いつも思うのは日本車は装備が良く、操作感も軽く市内走行は楽なのだが、路面フィールの情報が少なくドッシリ感が無いので高速に入ると途端に神経を使わされる。この点が独・仏等欧州勢との大きな違いだ。XANでは東京~松山を3度ほど走行しているが長距離走行は楽、日本車ではぐったりだと思う。 

●体が灰泥?

ところでXANの12ヶ月点検の結果は?

①ブレーキパッドの残5~6mm ②タイヤの山残4~5mmFRローテーション)、若干ひび③Vベルト硬化、若干ひび ④リアハイトコレクター オイル滲み 等が見られた。

余命?を考えると昨年に続く大幅改修は見送り、Vベルトの交換程度にする。 

しかし、手を入れないと余命は1~2年か?13年以上からの買換補助金は輸入車には不適用、排ガス規制の買換え減税も不可という国内優遇制度のためCITROへの継続は苦しい?

しかし、困ったことにアテンザ試乗で体の一部は「灰泥CITROEN体質」になっていることが判明!!        

人間の体は不思議だ、12年も同じ車に乗っていると体がCITRO体質に、血液もLHMの緑? ①ふんわかフィール慣れで他車だとこりゃカートか? ②ブレーキングはじんわり、停止線でハイドロのアンチダイブ効果、ブレーキ圧リリースで尻ピョコ(フロントダウン?) ③古典的ATAL―4」はギヤ比不適切でやたら2速走行、3速は50km~。

ガックンシフトアップ・・をアクセルワークの極意でカバー ④アンダーパワーながら高速巡航は得意、どっしりフィールでドンブラコ走行へ・・・・とまあ弱点山盛りを人力でカバーする思いやり走行で12年。足先はハイドロニューマチックシステムの一部に。まるで血肉を分けた我が子、我がペット状態。こんな体に誰がした!!

我家では3男(16年)と、4男(アメショ猫4年)の間という長いつきあい。次車より我家の5男坊XANに別れを告げられるかが難題だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「東京都写真美術館」行ってきた

「東京都写真美術館」に行ってきた。http://www.syabi.com/index.shtml 

例年6月~8月にかけて「世界報道写真展」が開催されるのだが、今年も「世界報道写真展2009」を見に。

オランダの世界報道写真財団が開催しているもので、今年は参加124カ国、5,508人から96,268点の応募。時代を反映し中国、インドからの応募が急増したとのこと。昨年は米大統領選があったので、オバマ大統領の選挙期間中の作品が展示されているが、TV等のメディア報道と異なり、アメリカの地方都市ホールでの遊説シーンに、古きアメリカの田舎臭さと猥雑さを見た気がして何故か妙に印象に残った。

報道写真は写真の原点みたいなものだから毎年見に行っているが、この写真展を見ると撮影技術への意識は飛んでしまい、そこに描かれる現実に圧倒される。皆、解説記事を食い入るように読んだうえで写真を見る。所在・位置関係が判らない国もあるが、世界中こんなに紛争地帯があり、種族、貧困、災害、性別、子供・・・・多くの問題が発生している事実には毎回驚かされる。 

写真に興味の無い方も世界の現実を知るという意味で一度ご覧になることをお薦めする。

その後、「恵比寿ガーデンプレイス」内だから三越でお買物もよし、ウエスティンホテルでお茶もよし、そしてサッポロのビアホールでの一杯が最高!

P10100551P10100581P10100591P1010060   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月19日 (日)

沼津の旨い店(7)

●「一輪(いちりん)」 http://www.ichirin.jp/  

  つい最近紹介してもらったばかりだが、なかなか風情のある店。

また、店造りも多様で女性、カップル、団体にもOK。

沼津駅南口「わたやす」の脇の道を南に下った「都まんじゅう」の向いの和食の店。3階建てのビルで、外観は石造りで粋な風情。1階はテーブル席で和モダンといった感じで若い人向き?1階の入口脇から3階までのちょっと急な直線の階段がある。足の悪い人とお年寄りにはきついかも。

階段の途中踊り場の脇から2階で、カウンターだけの10席。料理人と対面で着物姿の経営者?らしき“おねえさん”がいる。最初に来た時は3階だったが、ちらっとカウンターが見えたので次回はここと決め訪れた。ここは少人数で来る中高年向き。

3階は板張りの座敷が障子等で仕切れるようになっていて、開ければ多人数でも可。

魚介のネタが良く、板さんの調理もちょっと凝っていて粋。さしみ、焼物、揚げ物等何でもあり冬は牡蠣・ふぐ等の鍋もいただけるらしい。

ここは雰囲気と料理の良さと共に酒類の品揃えも豊富。焼酎40銘柄に加えて、日本酒も50銘柄というのが嬉しい。グループで来るのも良いが、小料理屋風を好む中高年にも向く。

P1010016

P10100051P10100091P10100101P10100131P10100141   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月18日 (土)

安曇野行ってきた(4)「碌山美術館」

安曇野の最も有名なスポット。穂高駅の反対側、林に囲まれた美術館らしい落ち着いた空間。3度目ぐらいだが、駐車場が整備されたり、デッサン展示の建物が公開されたり少しずつ変わってきている。http://www.rokuzan.jp/ 「碌山美術館」

ここ穂高村出身の彫刻家「荻原守衛(碌山)」の作品を中心とした美術館。日本の彫刻界では「高村光太郎」「朝倉文夫」らと並んで世界的レベルの作家。

作品と共に年表等を見ると、この穂高村からニューヨーク、パリ等へ渡った荻原守衛の情熱と行動力は驚きだ。明治時代の日本人の力を感じる。

本館の教会風の建物を始め、木造・石葺屋根の「グズベリーハウス」等ここの建物は安曇野の山々と景観に溶け込んでいて、芸術の町安曇野のシンボル的存在。誰しもが訪れる場所だ。

いつもここを訪れると、展示の美術品と共にこの景観・雰囲気に浸ってしまう。周りの人達もそんな雰囲気だ。山々の景色とこの美術館の存在が芸術なのかも。

P10009581P1000965P10009671P10009701P10009751P10009791      

| | コメント (0) | トラックバック (0)

安曇野行ってきた(3)「池田町立美術館」

P10009451P1000954P1000956   穂高の町の北東、大王わさび農場から北、高瀬川を渡りしばらく進んだ池田町の高台にある。登りの道路沿いにラベンダーの花が咲き揃い、同名の北海道の池田町にあるワイナリーを思い出させる。丁度高台から町が見渡せる光景は不思議に似ている。

この日は生憎曇りがちだったので、アルプスの山並みは見えなかったが、町と水田の景色は広々と気持ちよい。http://www.ikedamachi.net/bijutsukan/ 「池田町立美術館」

小さな町には驚くほど立派な美術館で、内部の展示エリアは四つに分かれ、「池田町美術館」「奥田郁太郎館」「小島孝子記念美術館」の3館が一体となっている。常設展示エリアには「山下大五郎」の作品が展示されていた。

個人的にはいずれの作家も初めて見たのだが、小島孝子は大きなカンバスに大胆な筆の置き方が力強い。

奥田郁太郎と山下大五郎とも安曇野の風景を描いているが、奥田の鮮やかな色使いと可愛らしい道祖神の作品等はほのぼのとした優しさも感じさせる。山下の作品は写実的な表現だが、安曇野の明るさと共に厳しい季節も表現され、安曇野らしさを感じさせ共感を呼ぶ。

穂高の町から少し離れているので初めて訪れたが、予想外(失礼)に楽しめた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月17日 (金)

今月の日本酒「さか松」

P10008261P10008301  自宅用の「陸奥八仙」が終了し小山商店へ。19BYの熟成物等各種新作があったが、中に見慣れない青ラベルの「さか松」なる酒。見ると大阪「浪花酒造」金賞のラベルまで貼ってある。http://www.naniwamasamune.com/ 「浪花酒造」

以前、関西特に大阪は日本酒不毛地帯?と言ったのだが、この不毛地帯の銘柄を小山商店で敢えて置いているからには何かあるはず。また金賞のラベルにもちょっぴり惹かれて・・・(調べたら鑑評会金賞作品は「浪花正宗」で、山田を35%まで磨いたものらしい)

怪しさも感じつつお買い上げ。純米大吟醸で@3,150円也、安い!やはり大阪? 

「浪花酒造」は大阪府泉南尾崎町で250年続いた老舗蔵元らしい。基本ブランドは「浪花正宗」で「さか松」は新ブランド?

純米大吟醸で山田錦を40%まで磨いている。日本酒度1.0、酸度1.4.

鑑評会金賞受賞蔵を謳い文句にする辺りは浪花商人らしいガッツ。 

ホームページを見ると大阪色満載!これでもか!と情報びっしり。やはり関西ではこれでもか!の攻勢が重要らしい。

しかしだ、見ると飲むとは大違い。旨い!且つ、上品。香りもよく、甘味・酸味もバランスが良い。雑味がなく甘味が柔らかく口中に溶け込む。アルコールっぽい刺激も一切なく、引き際も柔らかくスーっと消える。「一白水成」を思い出させる。

驚きだ、日本酒不毛地帯の汚名返上か?やるな「浪花酒造」大阪侮れず。

しっかしHPとの落差が大きい、最近はHPの作り方はいずこも洗練されてきているが・・・でもこれも大阪らしさか。ヒット作だった。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

安曇野行ってきた(2)「大王わさび農場」

http://www.daiowasabi.co.jp/ 「大王わさび農場」

安曇野で「大王わさび農場」は定番の観光地、今回は2度目。大型バスも来る観光地だが、敷地脇を流れる川、それと広大なわさび田の景色は一見の価値あり。この川は黒澤明監督の映画の撮影に使われた場所らしく、日本人の心の中の原風景と言える。満々と水を湛える川と水車小屋、周りの風景は昔にタイムワープする感じだ。

わさび田は大正の初期にこの扇状地で湧き水を使ってわさび作りを始めたものらしい。わさびは伊豆が有名だが、ここは大規模で台風等の被害を受ける危険性も少ないらしい。

扇状地に大規模に栽培されている景観は大きな何本もの川が流れているかのよう。伊豆に見慣れている人にはちょっと驚きの空間。

尚、「大王」という名前の由来は大和朝廷時代に戦った「魏石鬼(ぎしき)八面大王」を祭った神社がここの敷地内にあることかららしい。

蛇足ながら、わさびソフトは天城のほうが辛味が効いてベター(だと思う)。

P1000884P1000892P1000894P1000904P1000914P1000917P10009221P1000931   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月16日 (木)

日本酒の知識と誤解(9)

●崖っぷちの日本酒

これまで日本酒について採り上げてきた。問題発言もあろうが次の統計を見て欲しい。

酒類の生産量(課税数量:千kl

         ①平成9年   ②平成19年 比率(②/①)

日本酒      1,161,827         676,053          58.2

合成清酒         53,972    55,475     102.8

連続式蒸留焼酎  420,449    465,448          110.7

単式蒸留焼酎   324,172    569,374          175.6

ビール         6,686,299     3,466,420            51.8

発泡酒                 497,039          1,535,194           308.9

リキュール    278,894           1,066,313           382.3

その他醸造酒等       10,632           857,835         8,068.4

 

日本酒とビールの減少が際立つ。簡単に言うと本物が衰退し、偽者が大躍進。

平成9年の日本酒の数量は焼酎の約1.5倍だったのが、平成19年には逆転して焼酎が日本酒の1.5倍となっている。

ビール系は第3、第4のビールの伸びが著しい。全てではないが「リキュール」「その他醸造酒等」に含まれ、麦芽を使ったビールの衰退は日本酒並みだが、「発泡酒」「リキュール」は300%台の伸びで「その他醸造酒等」は何と8,000%!だ。

日本酒は合成清酒を合わせてもビール類の1/10に過ぎない。このまま衰退するとあと40年ぐらいで消滅!ということになる。  

もはや崖っぷち、一日も早く業界全体で旨い日本酒を消費者へアピールすべきだ。

規模の大小の問題を議論している内に、日本酒への誤解が解けないまま消滅してしまう。

消費者に「普通酒」「三増酒」が本当の日本酒だと思われたままは悲しい!!

この流れを食い止めないと、お祭りで第三のビール・焼酎だけの事態、お神酒も飲めなくなる。

P100057811

1800_img1

Tky2007050803141

| | コメント (0) | トラックバック (0)

沼津の旨い店(6)

●「山参(やまさん)鶏肉店」 http://www.at-s.com/html/gourmet/jizake/vol98.html 

沼津市北口沼北町の「のぼりみち通り」誠恵高校の少し北、ビルの1階にある鶏料理が売りの和食の店。

名前の「山参鶏肉店」とあるようにご主人の実家が創業100年の老舗鶏肉店とのこと。ここから仕入れる新鮮な鶏肉で各種料理が作られる。鶏のレバー刺しが食えるところなんてめったにない。

鶏料理なら何でもあり!で、やきとり、から揚げ、鶏もも揚げ(Xmas型)、鶏刺し・・・

から揚げはジューシーで絶品。その他、野菜もトマトの浅漬け、甘い○○トマト、ソルトリーフ・・・新鮮で珍しいものもある。どの料理も力が入っていて手抜きが無いのが立派。 

鶏だけでなく、刺身、煮物等各種の料理があるが、酒の品揃えも充実。焼酎、日本酒共にかなりの銘柄を揃えている。「白隠正宗」「初亀」「喜久酔」「開運」「志太泉」・・・地元静岡県の他、「醸し人九平次」「陸奥八仙」等各地の酒が多数取り揃え。

ここは家族連れ、女性、酒飲み・・・いずれにもOK。常連客が食事でも訪れ、すぐ満席になる人気店なので予約したほうが無難。 

P1000996P10009971P10100021P10100031P1010004   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月14日 (火)

安曇野行ってきた(1)「蔵久」

恒例の中高年3人組で安曇野に行くことに。高速1,000円でもあることだし。

行きも帰りも渋滞なしで片道230km、約2.5時間、スムーズに走行できると早い。  

豊科ICで降り、一人空腹を訴える人がいたので早めの昼食とする、まず飯かよ・・・ 

予め調べておいた「蔵久(くらきゅう)」は大ヒットだった。

http://www.kurakyu.jp/ 「蔵久(くらきゅう)」

豊科ICを降り南下、ちょっと判り難い田んぼの中の古いお屋敷。松本にある「久星(きゅうぼし)食品」が経営するお店。知らなかったが老舗の花梨糖屋さんらしい。我々の世代にはかりんとうは子供の頃最も馴染みのある菓子だ。

三代目が地元の酒造業「飯田家」の住宅を再生して店舗としたもので堂々たる構え。酒造りの蔵元が昔は地方の名家であったことを現している。登録有形文化財とのこと。

門からは敷石で玄関に繋がるが、土間風の入口左には綺麗な売店、右手は玄関の板の間から大きな畳の間に繋がる。ここで蕎麦の食事、抹茶と花梨糖などがいただけるが、蕎麦御膳をいただく。ここは初代?の映画「犬神家の一族」の撮影に使われたとのこと。食事中に望める庭と通り抜ける風の心地よさに日常を忘れる。

 

●デザイン

内装は古民家を所々モダンに改装してあり、デザイナーのセンスが光る。

http://heart-bridge.jp/kitchen/interior_study/detail/752 

玄関奥の和紙の屏風風間接照明、床板も単なる平面ではなく、パターン状に削り取られた表面は伝統工芸のよう。和室入口の暖簾は白く細い繊維で、白と黒、モダンと伝統の対比が美しい。壁面の朱に塗られた間接照明はテーブルを仕切る衝立と対になっていたり、和紙で作られた行灯が効いている。天井照明は昔の円形の傘が「旧浅香宮廷(東京都庭園美術館)」のアールデコを彷彿とさせる。

抹茶をたてる古い石釜と茶碗を収める新しい棚、古民家の黒い柱と仕切りに使うガラス素材の対比も和の古今の融合で細部までよく練られている。

デザインに興味のある方には一見の価値あり、伝統とモダンの融合が美しい。 

土間から左奥に進むと別棟の建屋があり、花梨糖の製造実演と揚げたてがいただける。黒糖カレーが人気とのこと。ところで、土間左奥になにやら甕のようなものがあるのだが、見ると「水琴窟(すいきんくつ)」そう、水を注ぐとなかで水滴の落ちる音がキン、コンと響き渡り、束の間の異空間を感じさせる。

この大きな旧家の建物と別棟前のステージでは落語や演奏会等のイベントが開催されるらしい。食事中に流れていた二胡の演奏も心地よかった。

工房で揚げたてのレモン味かりん糖はチョッピリ酸味が効いて美味しい。

P10008651P1000875 P1000836P1000840P1000843P1000848P1000849P1000850P1000851P1000853P10008581P1000862   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月10日 (金)

沼津の旨い店(5)

●「たか嶋」

P1000776P1000778  沼津港湾に行ったからにはやはり寿司をいただかねば!

港湾では「双葉」「すし文」、チェーン化した「魚がし鮨」他多数寿司屋があるが、「たか嶋」へ。「双葉」の姉妹店だが行ったことが無かった。

市場向かいの店舗街を歩き回ると、やや中心を逸れた食堂街の路地っぽい一角にある。まだシャッターが下りていて開店前、11:30からとある。止むを得ず最近できた「新鮮館」とやらへ、何か元気なテーマソングが流れていて、ちょっとお買い物をして再度「たか嶋」へ。

開店2分前、店の前には既に5~6人が待っている。おばちゃんの「お待たせしました」で店内へ。

てんぷらの定食等もあるが、定番の「上ずし」を注文。よく見ると「大上ずし」もあり失敗か?・・・でも、出来上がった寿司をいただくと中年にはこれで充分かも。

まず巻物にいくが海苔の香りが高くGOOD。にぎりは六貫ほどだが、ねたの良さは勿論、身の厚みに充実感がある。厚みと共に脂の乗ったねたの旨さが口中で広がる。見ると醤油の表面にねたの脂が広がっている。若い人には大が良いかもしれないが、中年には充分に味が楽しめた。隣のご夫婦はてんぷらの定食で、こちらも目の前で揚げていて美味しそう。

夜はここまで来ることはないのだが、昼はお値段も安め「上ずし」@1,575円也。

店内は入口右側にはぐるっとカウンターがあり、左側はてんぷらのカウンター、座敷が。

やはり人気のほどが確認できた。会計に立ったら満席だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

多摩あさがお市

7月に入ると各地で夏のイベントが始まる。

多摩市では聖蹟桜ヶ丘駅前で恒例の「あさがお市」が開催された。

あさがお市というと、浅草、入谷等の東京下町の市は規模も大きく全国的にも有名だ。

それに比べると、聖蹟のあさがお市は駅前の2箇所の会場で行われるこじんまりとした企画だが、地元の人達には例年の催し物として親しまれている。

袢纏姿の売り手とあさがおの鉢が並ぶのは夏ならではの風情。駅改札正面には品評会の入賞作品が展示されているが、なにせ朝顔は開花の時間が早いので、少し遅いと展示作品の花が開いていないということに。

子供の頃、咲き終わったら種を採って、翌年また育てたりした記憶が懐かしい。

ところで、聖蹟桜ヶ丘は「花火大会」も有名。多摩地区は調布、立川、八王子・・各地で開催されるが、聖蹟もかなりの規模。今は地区のボランティアベースで開催されていて、このための恒例の募金BOXが駅前に設置された。募金活動のメンバーにはお馴染み「小山商店」のご主人の顔も。例年通りの開催を期待しています。 

P1000991P1000984P1000985P1000986P1000993P1000992   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 9日 (木)

沼津「港湾」に行ってきた

沼津の港湾は昔に比べると随分変わった。競りの見学、食事もできる「沼津魚市場INO(いーの)」や、最近オープンしたマーケットモール「沼津みなと新鮮館」、大型水門「びゅうお」等新しい施設が加わったらしい。

そこで朝から港へ。地元の地の利を生かして駐車。まず「INO」へ、しかし競りの時間ではないらしく1階には誰もおらずガラ~~ン。通路の写真を見て想像、旧の市場に比べると近代的で大変綺麗。ベランダへ出て水門「びゅうお」(名前の由来はVIEW+魚=びゅうお!)を眺めるが巨大。その後、店舗街ですし屋の位置を確認、「すし文」「双葉」「たか嶋」・・・ 

港をぐるりと回り「びゅうお」の反対側へ、高いところへ登ってみたい性分なもんで・・・しかし、気温が30度越え、暑い!! 

入口付近に、観光案内のボランティアらしい感じのいいご年配者がいて誘導してくれる。「びゅうお」は津波から街を守る水門で、幅40m、重さ406t!左右にエレベータがあり展望通路で繋がっている。地上30mの展望台に登るとてっぺんには水門を引き上げる巨大モーター、ウインチが格納されていて重要な施設であることを再確認。  

市内が一望に出来るが、当日は生憎霞んでいて富士山、大瀬崎等は見えず御用邸前の海岸線ぐらいまで。

INO」「びゅうお」の後には「新鮮館」へ、こじんまりとした施設だが綺麗で観光客も多い。老舗カメヤで「わさび漬け」と「わさびドレッシング」を購入、干物は「沼津丸十」でセットにあれこれ加えてもらい、自宅宛にクール宅急便で送付。

久し振りにじっくり見たが、時代と共に新しい施設も加わり、港沼津もアピ-ル度拡大。

店の新旧の格差が目だってきたが少しずつ改善されていくだろう、今後に期待。

P10007191_2P10007201_3P1000729P1000723P1000724P1000737P1000752P1000749         

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本酒の知識と誤解(8)

●個性蔵の活躍

P100057811P100060612P10002791Kuheusu1 日本酒の蔵元が次第に減少するなか、小規模ながら老舗の蔵元が生き残りをかけて新たな再生策を打って出ている。

若手の次世代が元気に活躍するところが増えてきているのだ。

名門東京農業大学の醸造科卒の若手などが多いのだが、卒業後他の仕事をしていたが蔵元の危機を見て実家を継ぐというようなケースが多い。

また、高齢化した杜氏が多い中、蔵元の跡継ぎと同時に蔵人の若返りも進行しつつあり、20代、30代の蔵人が一緒に新しい酒造りに励んでいる。

こうした蔵が大分増えてきた結果、本当に旨い日本酒を色々と味わえるようになってきた。これらの一端をご紹介。

・「陸奥八仙」(八戸酒造)

青森県八戸市

の創業230年になる老舗蔵元。http://www.mutsu8000.com/ 

「田酒」「豊盃」等と並び青森を代表する酒になっている。 

跡を継ぐのは「駒井秀介」氏と親子三代、そして若手杜氏「伊藤賢一」氏らが共同で酒造りを行っている。 

「陸奥男山」「陸奥田心」「陸奥八仙」という複数ブランド戦略を進めていて、袋吊り、斗瓶囲い等の伝統的手法を復活させている。

酒造米も「華吹雪」「むつほまれ」等の植え付けを行ったり、醸造までの一貫した作業を目指している。

・「一白水成」(福禄寿酒造)

秋田県南秋田郡五城目町の創業320年の老舗蔵元。http://www.fukurokuju.jp/  

ご先祖様が一向一揆のため加賀から移住したとのこと。建物は「全国登録有形文化財」

に指定されている。

従来からの「福禄寿」に加えて「一白水成」の新規ブランドを立ち上げている。

常務「渡邉康衛」氏は東京農業大学醸造科卒の若手で十六代目。若手杜氏、「一関 仁」氏と常務の二人三脚で瓶燗火入れ 袋しぼり等の手法を使って新たな酒造りを進めている。

 

・仙禽(㈱せんきん)

栃木県さくら市

の創業200年ほどの蔵元。 http://www.senkin.co.jp/index.htm 

2008年に新たに会社を起こして事業譲渡した形で再出発した。

長男薄井一樹を先頭に「うすい兄弟」が新しい試みを行っている。斗瓶囲い、袋しぼり、木桶仕込み等の伝統手法の活用と酒造米「亀の尾」造りも行っている。

・醸し人九平次(萬乗醸造)

愛知県名古屋市緑区にある老舗蔵元。歴代「九平次」を名乗るが、15代目の「久野九平次」氏が杜氏「佐藤彰洋」氏と共に始めたブランド。

久野氏の父と杜氏が倒れ、二人とも他の仕事から転換し急遽実家に。斗瓶囲い、袋取り等の手法を取り入れている。

近年ではパリ等海外へも販売するようになり、ワインを始めグローバルな競走相手との戦いに突入している。ただ、私の価格レンジからは離れつつある。

・十四代(高木酒造)

山形県村山市の400年近い老舗蔵元。

基本ブランドは「朝日鷹」で、現頭首が14代、15代の「高木顕統」氏が新たに立ち上げた。東京農大醸造科卒後伊勢丹に勤務していたが、実家に入り「十四代」ブランドを起こす。

当時の衝撃的なデビューは世の愛好家を驚かせた。その後、酒を知らない人にまで知られ伝説化してしまっている。

登場時はその味、コストパフォーマンスに驚く。依然旨い酒の上位ランクにあるが入手困難で最近はとんとご無沙汰。我が「小山商店」でも抽選だが、他に旨い酒もあり参加せず。

販売政策は賛否あり、「朝日鷹」との生産比率は?このままでは酒好きは離れてしまう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 7日 (火)

日緬寺「酒塚」行ってきた

沼津市下香貫の牛伏山脇の「日緬寺」にある「酒塚」を見に行ってきた。

「酒塚」とは宝暦八年(西暦1785年)美作(みまさか:現岡山~兵庫あたり)の人

「飛山長左衛門」が全国行脚し六十六箇所に建立したもので、唯一残っているのが日緬寺の酒塚とのこと。http://www.sakezuka.jp/ 

飲食、特に酒に感謝するモニュメント。今年の2月14、15日に250周年の祭りが開催されたらしい。 

酒塚祭りは酒に感謝するお祭りで、通常「新嘗祭(にいなめさい:11月23日にその年の収穫を感謝する祭り)」に行われるが、全国の蔵元から献上される日本酒を頂きながら自身の生活を顧み、健康と安全の祈願をするというもの。

港湾東の港大橋を渡って直ぐ右折し南下、牛伏山の脇にある日緬寺へ。隣の保育園はお寺さんの経営らしい。

入口は間口が狭いが奥に長いお寺で、入って直ぐ右手にこじんまりとしたお堂があり、中に縦に積み重ねたような「酒塚」が鎮座している。上から「盃、瓢箪、樽?、挽き臼?、丸膳」の形らしく、盃は逆さになっているが確かにその形が分かる。表面には何やら文字が刻まれ、ところどころ石が欠けているが和歌が刻んであるらしい。

日頃、酒飲み道に精進?する身としては自身の健康と日本酒の興隆を祈願。

参道付近はもみじの葉が緑のパターンになって頭上を覆い隠す。奥に進むと「動物霊園」があり、大きな合同の墓碑、墓地がある。突き当たりの傾斜した道沿いには個別のお墓も並んでいる。丁度ペットを抱えたご夫婦が花束を持ってお墓参りに訪れていた。こうして葬られる幸せなペット達の墓地を見ると、人間の親子と何ら変わるところは無い。 

ところで近くに「我入道(がにゅうどう)」という変わった地名があり、日蓮上人が伊豆に流された時この浜の岩に船を繋いだと言われているが、法華経の「我れ仏の道に入らしめん」という経文からだというのを初めて知った。(地元の常識?)

P1000754_3 P1000756_3 P1000757 P1000761P1000762              P1000769

P1000771

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本酒の知識と誤解(7)

●ライバルの台頭

1800_img1 日本酒販売戦略で伝統としての日本酒を全面に押し出す方法もあるが、一般的には「日本酒=古いおやじ世代の酒」のイメージからまだ脱却できていない。

古くは、戦後の混乱期に悪質な酒が造られたり、また平成4年の級別廃止を始め酒税法の改定が成されたりで一般の人にはあまり理解されていない。

こうした中、ビール、ウィスキーの台頭、ワインブーム、焼酎ブームと続く一方、日本酒はどんどん取り残されていったのである。

他のアルコール類はウィスキーのサントリー、ビールのキリン、アサヒ等大手酒造メーカーの他、海外からワインを輸入する商社等の大企業の攻勢が続き、規模の小さな日本酒蔵元には太刀打ちできない相手であった。

但し、焼酎は蔵元の規模が小さいことは日本酒と同じながら2003年頃からブームとなり、ついに日本酒を抜き去った。これはやはり元々焼酎が低価格だということもあるが、酒税法の改定も睨みながら一部大手・準大手酒造メーカーが努力した結果でもあろう。

それに蒸留酒である焼酎が、日本酒(生)のような流通時の難しい温度管理を必要としないというのも一因だろう。また、焼酎はお湯、水等で割って飲むことが多いため、一部の愛飲家を除き一般の消費者には明確な味の違いが判り難く、チェーンの居酒屋等で販売するのに好都合というのもありそうだ。

これに対し日本酒業界は新たな方向性を示せなかった。経営規模の問題はあるにしても歴史が足枷となった古い体質のままではなかったのか。

  

●ビール業界

Tky2007050803141 ビール業界はビールじゃない偽者?が大流行。「発泡酒」で足りなくて「第3のビール」が現れ、最近はリキュール類の「第4?」も出ている。第4の原料は「えんどう豆」「大豆」「とうもろこし」等で、麦芽で作るビールどころか、もう何でもありの状態。これも酒税法とのいたちごっこの結果だが、ここまで来るともう酒税法、国税庁の罪と言うべきだろうか? 丁度日本酒に於ける「純米~アル添~合成酒」みたいな関係だ。

今やこれらの販売比率は「ビール50%、発泡酒20%、第3・第4が30%」で半分が“偽者”という実態。アルコール度数、原料の違いぐらいへっちゃら、値段が安ければ何でもいいという消費者側の割り切りも凄い。というか違いを知らない? 

(ところで “キリン・フリー”ってルートビア? ゼロカロリーとかプリン体ゼロ・・・とかもあるがこれって病人用? 病人は酒飲んじゃいけないと思うが。)

ビール業界の苦悩も大きいが、消費者に違いを理解されていない実態は日本酒と同じだ。

更に悪いのは「低価格化」の他、需要が「夏」中心というビール特有の問題もある。ビールは暑い季節にグ~~っと最初の一杯が決め手だが、この一瞬のため日本酒ほど味のこだわりが出にくい。「とりあえずビール」で、次は焼酎、日本酒みたいな?

ビール業界全体は女性客の掘り起こしが進んでいるようだが、最近の「草食系男子」は苦いビールは嫌いらしい。むしろ甘めの日本酒の方が好きという意見もあり、ビールは前途多難?一方、日本酒はけっこう期待できるかも。

個人的な感覚ではサントリーの「プレミアムモルツ」の後に発泡、第3を飲むと水みたい、どうせ飲むなら旨いのがいい、量を減らしても。と思うのはおやじの発想だろうか?

一度ベルギービールもお試しになることをお薦めしたい。

●一合の嘘

152001_21 居酒屋とか日本酒を飲ませる店に行くと、いろんな入れ物を使っている。枡もあればグラスもあり、徳利もある。

日本酒を注文するとお店のおねえさんが“一合ですか二合ですか?”と聞かれる。

そこで皆さんに質問。一合は一升の1/10180mℓだというのは知っていると思うが、その中身が本当に一合か知っていますか?

実はかなりいいかげんである。そうとう有名な店、良心的そうな店でも一合以下のケースが結構多い。特にメニューに“日本酒”だけの表示で、細身の徳利で出すところ。

料理にはうるさい店でも、悪意ではなく徳利等の器には目が届かず量が少ないケースもある。

悪い店は一合徳利でも中身を少なくして出す。中身がちゃんと入っているか確認する客はめったにいないからだ。 

 枡の場合も同様。地酒のグラス売りなんかでは、塗りの枡に小振りのグラスを入れ目一杯グラスに注ぎ外にこぼすというのが多いが、これもちょっと曲者。

実は枡の大きさはかなりいいかげんでばらばらだ。これは昔からで、江戸時代にはこの枡の大きさを細工してぼろ儲けなんて話は事欠かない。

ではこの対策は?・・・一升瓶のボトルキープだ。但し、旨い日本酒を置いている信頼のお

ける店で、且つ、長い間置きっぱなしはだめ、酒が劣化します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 3日 (金)

今月の日本酒「陸奥八仙」(酒屋せりざわ)

P1000779P1000780  沼津での日本酒調達先を探していたら、ネット上で良さそうな匂い(どんな?)のする店を発見。御成橋を渡り南下、吉田町の「酒屋せりざわ」。http://www.sakuyahime.co.jp/ 

こじんまりとした店だが、冷蔵ショーケースにかなりの銘柄が入っている。多摩の我が「小山商店」ほどではないがなかなかの品揃え。

若女将?らしき人がいて、「陸奥八仙」を置いているのでと話をしたら熱心な説明をいただく。翌日東京の試飲会に出かけ、「陸奥八仙」の駒井氏も参加とのこと。私が言うのは失礼だが、大変熱心でよくご存知だ、行動力もありそう。こういう人のいる販売店は期待できるし酒飲みも集う。

で、予定通り「陸奥八仙」の「特別純米 中汲み 無濾過生原酒」を購入。米は地元「華吹雪」と「むつほまれ」を使ったもので、甘味、酸味ともバランスのとれた定番の商品。

飲み会のための購入なのだが、いつもの冷蔵保温で持参。

他に地元富士郡芝川町の「富士錦」の差し入れがあり比較。初めての銘柄、四号瓶の2種類があり銘柄は忘れたが生詰めで味はよく似ている。一口目で濃い!「豊盃」「屋守」「仙禽」あたりより濃い。静岡県では珍しい味わいかも、ただ全体にやや重く、後味に酸味を引くので少し荒さも感じる。旨いが飲み続けるにはやや疲れるか。今回は「陸奥八仙」の勝利。

ところで前回紹介の「陸奥八仙、えんぶり(木偏に八を書く)」は小山商店特注品。

「えんぶり」は八戸のお祭りだが、木に八=喜八(小山の主人の名)だから?

それと「志太泉」の酢エチ臭は開封時間と共に減少しているが、今回は以前に比較して大分気になるレベルだ。 

P1000611 昔、愛媛県松山の隣、焼物で有名な「砥部」に行った時工房で買ったグラス。

日本酒用に使うのだが、その形と微かな黄色味を帯びた素材に手作り感があって気に入っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

沼津の旨い店(4)

●「ぎんなん」

P1000712_2P1000713_2P1000714_2P1000715   沼津駅南口5分ぐらいの添地の交差点脇の和食の店。

地元ではよく知られていて、女性、若者も多く多人数の宴会が入っていることも多い。

平屋の建物で外観はちょっと小料理屋っぽい。入口が二つあるのだが中は調理場部分で繋がっている。調理場がある左側が最初の店スペースで、右側が増設した場所か。右側は少し小さく、元々の住まいを改装した?

室内は大きな板張の空間に長テーブルが繋げてセッティングされていて、グループ向き。

少人数はカウンターがベター、調理場の人に注文がし易い。

売りとしては「串揚げ旬菜料理」とあるが、実はあまり串揚げを食べた記憶がない。メニューは豊富で沼津らしい魚料理から、サラダ類、各種創作料理等バラエティーに富んでいる。

一品一品に力が入っていて手抜きが見られず何でも美味しいし、お値段も高くない。

この辺りが若者に人気がある所以か。

酒類が充実していて、焼酎も多いが日本酒が各種取り揃えてある。地元静岡県の「磯自慢」「初亀」「正雪」「喜久酔」等の他、山形の「くどき上手」、岐阜の「小左衛門」等各地の旨い酒がある。

酒、料理ともお薦めだが予約したほうが確実。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 2日 (木)

今月の日本酒「志太泉」

P1000705P1000706  今日は小山商店の定休日、こうした時の第二ルート「京王デパート」へ。

冷蔵ショーケースの中に「志太泉」があるので購入。

藤枝の志太泉酒造、同じ藤枝に「喜久酔」「初亀」、近隣には焼津「磯自慢」や掛川「開運」島田「おんななかせ」等有名銘柄の多い激戦地。個人的には志太泉は好きな銘柄。

調べると毎回購入も京王デパートで同じ商品だったようだ。

純米吟醸の「エコ・ファーマー」とある。静岡県認定のエコ・ファーマー11名の酒造米栽培家による「焼津酒米研究会」の山田錦と、静岡県酵母NEW―5を使用しているとの表示、精米度55%。

今回は「一白水成」が残っていたので飲み比べ、強敵!

まず「一白水成」を一口、やはり甘い、が、口中への広がりはスムーズ。

そして「志太泉」、開栓直後の一杯目、残念ながらセメダイン様の酢酸エチル臭がある。含み香、甘味は「一白水成」と比較すると弱く感じる。

ただ、前回20077月の時は日本酒度2.0、酸度1.3で、今回の酸度は同一ながら、日本酒度は1.5だからやや辛口程度か。

飲み較べながら30分ぐらいすると、酢エチ臭がだいぶ少なくなってきた。甘味、ふくらみは強すぎず、後味は良く比較的さっぱりした印象。舌への広がりは生酒らしい滑らかさがある。「一白水成」は濃い目で甘味が強いので、よりその差が感じられる。

近年の日本酒道精進?で賞味銘柄が増加、濃い目の味に慣れ過ぎ?前回の印象とはやや異なり、さっぱりした印象。でもバランスは良く上品で旨い酒だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本酒の知識と誤解(6)

『業界事情と闇?』

●日本酒じゃない酒「合成酒」

Img106146247851_200106_03100106_011_2                             「合成酒(合成清酒)」なんて言葉を知っている人はほとんどいないか、知っていても戦後すぐの時代だろうと思っている。

辞書を引くと「アルコールに葡萄糖、琥珀(こはく)酸、グルタミン酸ナトリウム、香料などを加え、清酒に似たような風味を持つように作った酒」とある。

要は「・・・清酒に似たような風味を持つように作った酒」だから清酒(日本酒)ではない偽者なのだ。

ところが、これは昔の話じゃなく、今でも安売りの酒量販店あたりに行けば直ぐにも買えるのだ!!知ってます?

紙パックの酒売り場で、パックの表示部の目立たない場所(底の方とか、裏の下の方とか)

にちゃんと「合成清酒」「合成酒」とかの表示がされている。

回りに、安いだけの日本酒を買おうと思って量販店に行く親父とか兄弟とかがいる方はよ~~く教えてあげてください。これは日本酒じゃありません。

●「三増酒(三倍増醸酒)」

ところで「三増酒」(三倍増醸酒)というのをご存知だろうか?

またまた聞いたことも無い、なんか怪しげな名前だなぁ~なんて思っているあなた!

これまた無視できないもんなんですよ!

 辞書等によると「戦後の米不足の時期に作られた増醸酒。米と米麹で作った清酒に同程度の濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れ、これに糖類(葡萄糖、みず飴)、酸味料(乳酸、こはく酸等)、グルタミン酸ソーダなどを添加して味を調える。こうした増醸酒は3倍程度に増量されるため三倍増醸酒と呼ばれる。三倍増醸酒はそのままの状態で出荷されることはなく、アルコール添加した清酒などとブレンドされて製品化される」とある。

アンダーラインの部分はどっか聞いたような表現だなぁ~とお思いでしょう。

そうです、「アル添」です。以前の文章で大量にアル添なんて論外と書いたのだが、実はこの論外が戦後ではなく現代でまだ堂々とまかり通っているのである。

2007年の酒造法改正により三増酒は清酒として販売できないことになったのだが、「米から作った酒を上回る量のアルコールを加えると清酒として認められない」ということであり、

酒と同量ならば良い?そこで「二増酒」登場、本当に裏をかく悪い人がいるもんだ!

普通酒は税法上定められておらず、上の「合成酒」は清酒ではないのだが、二倍増醸したアルコールと糖類、酸味料を加えたもの「二増酒」を加えた「普通酒」が沢山あるのだ。

紙パックの普通酒の表示に「糖類、酸味料」等が記載されていたら、それは「二増酒」。

紙パックの普通酒が1.8ℓで1,500円以下なんてのはまずアウトだ。こういう酒を飲んだらさすがに悪酔いするし、頭は痛くなるかも。

まあ、こうした酒類でも好きで飲んでるんだからいいじゃないか!高い吟醸酒ばかりを飲んでる奴らには分からん!というお叱りもありそうだ。しかし、知らずに飲んでる人もかなり多いのも事実。全て否定するわけではないが、敢えて言う。

「飲んではいけない“合成酒”、三増“普通酒”」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 1日 (水)

沼津の旨い店(3)

●「海老や」

P1000709_2P1000707P1000710                                   今回は一転して大衆的だが旨い店。

沼津駅北口新宿町の「東横イン沼津駅北口」から、リコー通りへ西に向って直ぐ左の木造の大衆的な店。

「漁師のおかず」を謳っていて、ちょっとお歳の主人が戸田出身の元漁師で、息子の獲った魚が来ているらしい。ネタが大変良く、且つ安い。

一見普通の安い大衆酒場の雰囲気だが、室内のあちこちに戸田のポスターが貼ってあり、漁港・漁師を感じさせる。

まぐろ、〆鯖、手長海老、虎海老?等の海老類、刺身等が新鮮で、ねたの良さは高級店並。干物、魚の煮付類・・・も絶品、漁師が飯を食いに来ても納得するだろう旨さ。〆鯖を頼むと注文を受けて鯖を〆る。しばらくして出てくる〆鯖は刺身でいけそうな鯖にほんのり酢が効いていて絶妙な旨さ。地元の人、サラリーマンらの常連夕飯組でカウンターが早々と埋まる。座敷も予約していないとなかなか入れない。

酒類は普通の焼酎類、日本酒類がほとんどで銘柄にうるさい酒飲みには不満かもしれない。

でも、ここの食い物をはそんな不満を吹き飛ばす旨さ。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本酒の知識と誤解(5)

『業界事情と闇?』

 

00211Img_catalog_011C140d9d489de403144346d29a77f72fa1                                                               

●大手酒造メーカーと弱小蔵元

日本酒業界の苦悩は多くの蔵元が零細な規模で、経営の厳しいところが多いことである。これら蔵元の廃業が続き、今ではピーク時の半分程度の1,800蔵程度まで減少している。

一方、大手酒造メーカー※は10社程度で、歴史的な経緯もあり灘、伏見、西宮等に多い。戦後近代的な設備を導入したり、他の蔵元を合併したりして規模を拡大してきた。

日本酒だけでなく焼酎、チューハイ、梅酒、味醂、ビール、ウィスキーや化粧品や菓子、漬物を作っているところもあり、総合酒造・食品メーカーが多い。

ただ、こうした大手酒造メーカーの販売主力は大型製造設備で大量に作る「本醸造酒」や「普通酒」で「特撰、上撰、佳撰」等と呼ばれる瓶詰め、紙パック詰めの工業製品化した商品だ。

企業規模としては、片や零細な規模で登録有形文化財に指定されるような古い建物と人手で特徴ある酒を作り、片や近代設備の大型工場で生産する綜合酒造メーカーとなっている。

近年は海外に生産工場を持ったり、海外向けの生産・販売も強化している。

※菊正宗、月桂冠、日本盛、白鶴、黄桜、松竹梅、沢の鶴、大関、白鹿、白雪等 

 

●桶買い

零細な蔵元は第二ブランドで着実に新規顧客を開拓できれば良いが、原価も高くなかなか従来ブランドの本醸造酒、普通酒等を止められない。一方、大手メーカーは量的拡大と大量販売先のスーパー、量販店向け等での価格競争が激しく、一層の低価格化が必要である。

ここで登場する(昔からだが)『桶買い』という仕組みがある。

要は弱小蔵元が自社で作った酒を大手に販売し、大手は自社ブランドと混ぜて販売するのである。まあ所謂OEM(相手先ブランド)販売ですな。

これは大手、弱小蔵元共ほとんど言及しないが、大手は弱小蔵元の生き残りの支援と言っているところもあり、弱小蔵元も売り続けざるを得ない。ここが日本酒業界の悲しい現実である。 

話は逸れるが、最近サントリーがウィスキーの増産体制に入ったと報道されていた。

この不景気に?と思うが、ここ数年「ウィスキーがお好きでしょ?」と昔の石川さゆりの歌と小雪で「ハイボール」の宣伝を続けてきた、これが当って増産ということらしい。

やはり、大手のパワーは強大。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »