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2009年12月 7日 (月)

今月の日本酒

自宅用、社宅用とも終了間際のため小山商店へ。

ひやおろしの大量入荷も落ち着き、できるだけ新銘柄をと今月は2銘柄を選択。

●「ゆきの美人 純米吟醸」

麹米:山田錦55%、掛米:秋田酒こまち55%、日本酒度+2.0の秋田の酒。

初めての銘柄で、秋田市楢山登町にある「秋田醸造」。元々は「竿灯(かんとう)」銘柄で創業は昭和22年とのことで、蔵元としては新しい。ただ、戦後の最悪の食料事情の時期を苦労しながら乗り越えてきたらしい。

http://www.osake.or.jp/kuramoto/m31.html 「秋田醸造」

「ゆきの美人」は新しい別ブランド。華やかな香りで口当たりは柔らかくスムーズ、刺激は少なく軽やかに口中に広がる。この柔らかさは感動的、後味もさらりとして心地よい。軽くても日本酒らしい旨みは充分で上品な味わいだ。 

●「想天坊 純米しぼりたて生原酒」

季節限定酒で、古くからの地元酒造米「高嶺錦」を60%まで磨いたもの。日本酒度+2.0、酸度1.4

これも初めての銘柄、新潟県長岡市脇野町の「河忠酒造」。創業1765年(明和2年)で240年以上の老舗蔵。 http://www.soutenbou.jp/ 「河忠酒造」

一般的には新潟の酒は「端麗辛口」が売りになってきたが、正直言って個人的にはあまり好みではない。出来の良い新潟酒は端麗で上品なのだが、どうも日本酒らしい甘味・旨みに欠ける気がするのだ。 

この蔵元もこうした考えに近いらしく、この酒は“濃醇な旨み”を謳っている。

印象は確かに爽快な香りで芳醇な旨みがあり、「端麗辛口」から「端麗旨口」らしい。

ただ、純米しぼりたて生原酒だから?一方の「ゆきの美人 純米吟醸」に比較すると従来の日本酒らしい強い味わいとややアルコール香っぽいところがある。濃醇な旨みだから当然か?

最近日本酒を飲むと思うのは、ここ数年旨い日本酒の新しいトレンドを感じる。

従来の「濃厚さ、とろみ、麹香、旨み」等を感じさせる“酒っぽい”銘柄と「柔らかい、フルーツ香、和菓子甘味、ふんわり感、不思議感」を感じさせる“酒っぽくない”銘柄があるような気がする。敢えて言うと“酒っぽい”銘柄代表が「陸奥八仙」、“酒っぽくない”銘柄代表が「一白水成」のような感じだ。

この点「想天坊」は前者、「ゆきの美人」は後者か。

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