年末年始はいつもいろんな銘柄が溢れるのだが、今年は「九嶺(くれ)」「磯自慢」「久保田」「きりんざん」「梅錦」これに社宅用の「鶴齢(かくれい)」更に新年に小山で仕入れた「佐久乃花」が加わり、何と7銘柄を2箇所で飲み分けるという酒池(○林)?の贅沢。
これは1月12日時点でのレポート(何せ未だ飲んでいないものがあるもので)
《 飲んだもの「通常編」 》
●「九嶺(くれ)」
広島県呉市の蔵元「相原酒造」製、「雨後の月」「金泉」が通常銘柄だが「九嶺」は小山商店注文の特別銘柄。山田錦を50%まで磨いたもの。
http://www.ugonotsuki.com/ 明治8年からの蔵元。
昨年一度「純米吟醸 千本錦雨後の月 ひやおろし」を購入しているが、辛口ですっきりしていたが最初にアルコール味が感じられていま一つの印象だった記憶がある。
今回はそうした味はなく味わい、こくもまあまあだがやや特徴に欠ける印象。
●「磯自慢」(高額編より)
静岡県は米処ではないが良い酒が多い、磯自慢、初亀、臥龍梅、喜久酔、正雪、志太泉、白隠正宗・・・個人的には自宅では初亀、志太泉、正雪、外で飲むときは磯自慢、臥龍梅、白隠正宗、喜久酔等が多い。
静岡県焼津の蔵元「磯自慢酒造」天保からの老舗蔵。
沼津工業技術センターが開発した静岡酵母「HD1」を使って一気に酒飲みにブレークした銘柄、去年の洞爺湖サミットでVIPに提供されたので更に注目か。
「絞りたて吟醸生原酒」四号壜で2,500円もする銘柄で山田錦を55%まで磨いたもの。
あまり香りは感じさせないが、飲んだ後からのこく、甘味はけっこう強めで日本酒らしい濃い味わい。
磯自慢は上記のサミット提供酒のような高額商品がかなりあるようだが、一升で3,000円レベルの一般的なクラスでバランスの取れた吟醸生酒が欲しい。
●「鶴齢」
新潟県南魚沼市塩沢にある300年に亘る老舗蔵元。
「純米吟醸無濾過生原酒」五百万石を50%まで磨いたもの。
香りはかなりあり、最初の一口はあたりが柔らかいが、開封1ヶ月と冷し過ぎのせいかしばらくして若干の麹味と共に甘味、こくが広がる。刺激は感じられない優しくすっきりした印象。開封時は立ち上がりに生原酒らしい広がりが感じられたのだが?今日の印象はやや弱いが上品な味だ。
http://www.kakurei.co.jp/index.shtml
●「佐久の花」
長野県南佐久郡臼田町の蔵元。 香り、こく、甘味のバランス良い銘柄として私の定番酒の一つにしている。
今回は手詰め直汲み「純米吟醸無ろ過生酒」で「ひとごこち」という自家水田栽培の新美山錦を55%まで磨いたもの。
最初の一口で酸味を感じさせ、あたりがやや強い。微妙な発泡感が舌にくるせいか全体に刺激も感じる。この舌あたりのため、こく、甘味がやや弱く感じられる。
従来から定番としてきた佐久乃花の味わいからはおやっ?という印象、今回は酸と発泡が効き過ぎ今一歩?
《 飲んでいないもの「高額編」 》
●久保田「萬寿」
新潟県長岡市の「朝日酒造」久保田蔵、「萬寿、碧寿、翠寿、紅寿、千寿、百寿」6種の最もグレードの高い銘柄。実は萬寿は百、千、万で中位のグレードとばかり思っていた。ところが四合壜で3,664円、一升8,169円!のお値段にびっくり。且つ、昔はこれにプレミアが付いてもっと高い時もあったのだから、蔵元にとっては逆にこれが災いしたとも言える。心して頂かないとバチがあたりそうだ。
五百万石を35%まで磨いたもの。
http://www.asahi-shuzo.co.jp/index.php
●きりんざん「ブラウンボトル」
新潟県東蒲原郡阿賀町「麒麟山酒造」創業1820年の古いが小さい蔵。
カラーボトルシリーズとして販売されているが「ブラウンボトル」は純米吟醸で五百万石を55%まで磨いたもの。四合壜で2,310円、一升では4,725円也の高価格酒、これまた心して頂く必要あり。
http://www.kirinzan.co.jp/
●梅錦「究極の酒」
愛媛県四国中央市金田町「梅錦山川株式会社」愛媛県東端の伊予三島市、川之江市、土居町、新宮村が合併した市にあり、明治5年からの蔵元。地元ではビールも有名。
http://www.umenishiki.com/
「梅錦」は10年ぐらい前、日本橋馬喰町にある「岡永倶楽部」で飲んだのが最初で、この時は樽で直送のビールもいただき、各々その旨さに感激した記憶がある。
「究極の酒」は山田錦を30%まで磨いたもので、一升壜で10,000円也の高価格酒。
通常のご利用は40~50%ぐらいの純米吟醸が多いが、30%まで磨くと大概の銘柄は雑味のない上品な味になるのでお楽しみ。











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