滋賀県旅行記(2)MIHO MUSIUM
近江八幡の翌日はお目当ての「MIHO MUSIUM」へ。
今頃初装備のPND(ポータブルナビ)によると高速ではなく一般道で目的地にショートカットのご指示。守山市内から名神高速をくぐり「琵琶湖カントリー」を過ぎると「JRA栗東トレーニングセンター」が出現。ここは関西地区の競走馬が出走前に調整する広大なレーストラックがある。この辺から山中へ、すごい傾斜と道路の狭さ、すれ違いも慎重になる。途中「県民の森」「道の駅」等があるがこんな所に人が来るの?って立地。新名神をくぐると山中の道路沿いに交通整理らしき人が。ミュージアムの山一つ隣に某宗教団体の施設があり、信者向けの案内らしい。
漸く目的地に到着するともう既にかなりの人が。駐車場は半分ぐらい埋まっていて観光バスも。 http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm 「MIHO MUSIUM」
駐車場前の建物から美術館本館までゴルフカートの親玉みたいなEVで送迎してくれるが、7~8分ぐらいとのことなので徒歩で向かう。巨大なパイプのようなトンネルを通ると前方に建物が。
ここは収蔵品と共に建築作品としての興味も大。中国系アメリカ人の「イオ・ミン.ペイ」の作品だが、ルーブル美術館の中庭に聳えるガラスの「ピラミッド」や香港の「中国銀行ビル」、ボストンの「ジョン・ハンコック・タワー」等の設計者としても有名。
この建物は山を掘下げ半地下にした後、上部を緑で覆ったもので80%が地下埋設らしい、007に出てくる基地みたいだ。箱根の「ポーラ美術館」も半地下だが、あちらはすり鉢の底に建物が乗った状態で上部は覆われていない。敷地面積100万㎡、建築面積9,200㎡で石、トラス、ガラスの大きな建物。(施工:清水建設)エントランスを入ると左右にウィング状に分かれている。
今回の目的の一つは伊藤若冲の「若冲ワールド」だが、右手の北館で開催。若冲は近年大変な人気で、2006年上野国立博物館でのプライスコレクション「若冲と江戸絵画展」の「鳥獣花木図屏風」、今年の「皇室の名宝」の「動植綵絵三十幅」等人気作品が多い。今回は若冲が好んで題材にする鶏の連作が面白く、「南天雄鶏図」の両足を踏ん張る構図は、バランスと勢いで雄鶏の勝気をよく表している。また「霊亀図」の亀の表情がマンガっぽくて可愛い。ただ、ハイライトはやはり「象と鯨図屏風」。若冲らしいユニークな対象選択でユーモアと想像力が溢れ、大物が両端に描かれた構図が面白い。売店にあった象の縫いぐるみがそっくり、但し非売品だった。
その他、通常展示のコレクションがまたお宝で、南館に古代ペルシア、南アジア、西アジア、地中海周辺、エジプトと多数の展示品がある。南から西アジアのリュトンの彫刻、南アジアの「ガンダーラ仏」、エジプトの「ホルス神、隼頭神像」等教科書・書籍でしか見られないようなお宝が多数あるが、こんなものがここにあっていいんだろうか?とちょっぴり思ってしまった。
展示品のコレクション、建築物ともに驚きの美術館で、東日本からは遠いが時間のある方は一度訪れることをお薦め、但し、冬は路面凍結で春まで休館になるらしい。
帰りは信楽で昼食と狸のお買い物、信楽ICから新名神・伊勢湾道・東名と400kmの帰路へ。
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